リゾートトラスト株式会社(本社:名古屋市中区東桜、代表取締役社長:伊藤勝康)は、2006年6月27日(火)、当社が運営するカトリック布池教会内「聖ヨゼフ館」にて、元帝国ホテル総料理長 村上 信夫氏を偲ぶ、特別企画「ムッシュ村上 記念賞味会」を開催する。
村上 信夫 氏(ムッシュ村上):
1921年東京生まれ。1933年浅草洋菓子店に就職。その後、新橋「第一ホテル」などを経て、1940年帝国ホテルに入社。入社後、渡欧しパリのホテルリッツで修業。帰国後、NHK「きょうの料理」に出演するなど、優しい語り口と人柄でフランス料理の魅力を広く伝え、日本におけるフランス料理発展に寄与する。1964年の東京五輪では、選手村食堂の料理長を努め、その後も国賓の来日の際、料理を任される一方、1970年には帝国ホテル取締役総料理長に就任。1994年専務取締役総料理長、1996年料理顧問に。
フランス料理界進展の幅広い貢献が賞され、「黄綬褒章」、「勲四等瑞宝章」「フランス農事功労賞」「シュバリエ賞」「シェーンヌ・デ・ロティスール協会賞」など、数々の賞を受賞する。
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当社常務取締役総料理長 内山敏彦(グランシェフ 内山)は、帝国ホテルでの修業時代に村上氏に師事。その後、内山は帝国ホテルを退社し、渡欧。帰国後、村上氏と再会し親交を深める。村上氏のフランス料理に対する思いに深く感銘し、日本におけるフランス料理の更なる発展に向け今も活動を続けている。
今回は、村上氏が語り続けてきた『料理に向かう料理人としての熱い想い』を、絶やすことなく後世に伝えていくことこそが使命と活動を続ける内山の想いから実現した特別企画。帝国ホテルおよび、ご遺族の方のご理解、およびご了承を得、当日は、生前ムッシュ村上が受賞した記念のメダルや、思い出のシーンのパネルを展示する。これら展示品は、会終了後帝国ホテルへ返却され、7月開催予定の「帝国ホテル 追悼イベント」で展示される。
リゾートトラストは、食文化を大切に育んでいくこと、次世代に広く伝えていくことも、当社の掲げるミッション「ライフスタイルの提案」の1つと考えており、今回は、フランス料理アカデミー日本支部、フランス食品振興会のご協力のもと開催する。
当日は、料理監修としてグランシェフ内山、内山の愛弟子である伊藤料理長が料理を担当する。メニューは、村上氏から授かった料理・技術・情熱・愛情をヒントにアレンジを加え、限りなくお客様の体に優しい料理に仕上げたものとなる。
- ■1周年追悼企画 「ムッシュ村上記念賞味会」
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日 時 | 2006年 6月27日(火) 19:00 開演 (18:30 受付) |
料 金 | 15,000円 (消費税・サービス料込) |
場 所 | カトリック布池教会内 「ヨゼフ館」 |
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