料理人の「いただきます」に込める意味
農林水産省の「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催した「第7回ジビエ料理コンテスト」にて、当社グループのレストラン「ローズルーム名古屋」の井上料理長が「一般社団法人日本エスコフィエ協会会長賞」を受賞しました。
「ジビエ料理コンテスト」とは、農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中で、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効活用するものです。今回のコンテストも、選定・表彰された料理レシピを広く紹介・提供することで、消費者などへの普及啓発、ジビエの全国的な需要拡大や鳥獣利活用の推進を図るため、「一般社団法人 日本ジビエ振興協会」により開催されました。
第7回となる今回は220点の応募があり、書類審査および実食審査の結果、農林水産大臣賞2賞を含む合計12賞の受賞者が決定しました。
井上は「"100%愛知県食材の生パスタ"鹿の骨付スネ肉と原木椎茸の味噌煮込み風、柚子胡椒と葱のサラダ添え」を出品。鹿肉やパスタだけではなく、味噌などの調味料も全て愛知県産を使用しました。
生き物の命をいただいて調理する料理人として、「いただきます」の精神と同じように、自然の恵みへの感謝、生産者の方々への敬意、産地の気候や風土を尊重して愛することを、常に忘れずに大切にしながら、今後も地産地消をテーマにコースを開発し続けます。