一緒の食事から創る旅の思い出
「多様性の受容」「ダイバーシティ&インクルージョン」という言葉に触れる機会が多くなりました。人には一人ひとり、それぞれ個性や特性があって、まずはその違いをお互いに認め合い受け止める事が大切であり、全員が能力を発揮しやすく、生きやすくなれば、その多様性を活かしあいより発展的な社会を作って行けるという考え方です。
リゾートトラストグループにおいても、この考え方は企業側の視点として持っているのと同時に、各施設をご利用になるお客様の「多様性」を尊重し、その方が過ごされる時間をその方らしくのびのびとお楽しいいただける取り組みを行っています。
ホテルを運営する当社グループでは、設計段階から導入している「ユニバーサルデザイン」の客室だけではなく、スタッフが提供するホスピタリティと掛け合わせ多様性の尊重を実践しています。
「ホテルトラスティ 東京ベイサイド」内のラウンジ「クオーレ」では食を通し、ご利用になるすべてのお客様がお食事をお楽しみになれるように「形態食」をご用意しています。
※形態食とは、食べる機能や飲み込む機能が低下した人のために工夫されたお食事。召し上がる方に合わせて食材の大きさ、固さ、水分量、粘性を調整しています。
先日も特別支援学校の生徒の皆様に修学旅行でご利用いただきました。
特別支援学校の生徒さんの中には、レストランで提供されるお食事を召し上がることが出来ず、普段は調整された食事を持ち歩いているという方がいらっしゃいましたが、ラウンジでお客様の状態に合わせた3種(初期食、中期食、普通食)の形態食をご用意をすることで、「修学旅行で全員で同じメニューを食べられた」という思い出をお持ち帰りいただく事ができました。
多様性を受け入れるということは、一人ひとりに目線を合わせ寄り添っていくことだと思います。「ご一緒します、いい人生」を掲げるリゾートトラスグループはこれからも一人ひとりのお客様へホスピタリティをもって素敵な時間を提供してまいります。