地域とともに、地域のためにできる循環型社会推進
現在、循環型社会形成推進基本法という法律の下、国を挙げてゴミの発生抑制や再使用、再生利用に取り組んでいます。ゴミを出さないという視点が大切なのはもちろん、それに加えてゴミを資源として新たな価値を創る取組みや、その取り組みを支援することも重要です。
当社グループが運営するリゾーピア熱海では、2022年5月に「認定NPO法人 熱海ふれあい作業所」の商品の委託販売を実施しました。熱海ふれあい作業所では障害を持った方たちが熱海市から受託されるビンの選別を行い、そのビンなどを使ったオリジナル商品の制作をしています。
今回は、この作業所で作られた「ビー玉を使ったストラップ」と「空き瓶を使用したドライフラワーオブジェ」の2種類をホテルで販売し、お客様のお土産やご自宅用のインテリアとしてご購入いただき、商品の売上金額の一部を同作業所へ寄付いたしました。
作業所が活性化する事により「熱海市の雇用活性化」「ゴミの削減」「熱海の美しい環境資源の保全」と、多方面での地貢献に繋がり、また熱海市とホテルとの繋がり強化も期待できるので「地域に必要とされるホテル」を目指す第一歩として貴重な活動となると考えています。
様々な「もの」に囲まれて生活している中で、大量生産、消費、廃棄という流れから、ゴミを資源として新たな価値を創る取り組みは今後不可欠です。
豊かな自然環境の恩恵を受けている当社グループでは、今後も環境負荷の低減というテーマに対して「廃プラスチック・食品ロスの低減」や「生物多様性の保全」といったマテリアリティを意識しながら、地域と共に循環型社会の形成の推進に寄与してまいります。