企業と社会の取り組みから個人の意識と行動の変化へ
日本における食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)は、年間約523万トンと言われています。こちらは国民一人当たり、お茶碗約1杯分の食べ物を毎日捨ててしまっている、と換算されます。
リゾートトラストグループでは、運営しているホテル、ゴルフ場、シニアレジデンスなど、各サービス拠点において『食品』を扱っており、食品ロス、食品廃棄物の両方のフードロスについて今後対策を取っていくべき項目だと考えています。
本日は、当社グループが以前からの取り組みの一つである、フードバンクへの寄付についてご紹介いたします。
※フードバンクとは、各所から賞味期限はあるけれど、様々な理由により捨ててしまう食べ物を寄付していただきその食品を困窮者へ無償で提供する活動です。
当社グループの拠点には、10,000人以上のグループスタッフ、および、ホテルなどのサービス施設においては、ご利用されるお客様用の非常食や保存水、携帯トイレなどを備蓄しており、各種、賞味期限や使用期限が切れる前に全てを入れ替える作業を行います。
一食ずつは少量ですが、ホテルだけでも全国40カ所にある為、単純に廃棄としてしまった場合、相当な量の食品ロスが生まれてしまいます。
フードバンクにも、賞味期限が3ヵ月以上あるもの、などのルールを定められている為、寄付をしてからも十分に必要な人たちに届けられる期間も確保されており、地域と連携した「環境負荷の低減」「困窮者の救済」といった社会貢献につながっています。
お茶碗一杯の食べ物を捨ててしまっている私たちが、寄付を通じて食品を捨てる事なく誰かのお腹を満たせているかもしれないという事を意識しながら、私生活でも食品ロスを削減する取り組みを推進していきたいと思います。