地元食材をその土地で、そして、お客様を介して全国へ
全国各地でホテルを運営しているリゾートトラストグループでは、地元で生産されたものを地元で消費する【地産地消】に積極的に取り組んでおり、提供するお食事の一部に地の食材を取り入れたり、生産者の方々とのコミュニケーションを通じて、お客様へ地元の食材をご紹介しています。
福島県で運営をしている会員制ホテル「グランドエクシブ 那須白河」では、ビジネスパートナーである福島県玉川村の道の駅から地元の野菜や果物を仕入れ、それらを使用したメニューをレストランで提供しています。
先日は、ホテルスタッフが農園にお邪魔して、レストランでデザートやジャムとして提供しているブルーベリーが、収穫される前の畑で視察を兼ねた収穫体験を行いました。また、同じ農園では秋ごろに旬を迎える地元の特産品「さるなし」も育てられていました。まだ実が熟す前の状態でしたので畑の見学だけをさせていただいたのですが、熟した果実はビタミンCやビタミンB1が豊富でキウイフルーツのような甘酸っぱい味わいを楽しめます。「さるなし」の生産量は玉川村が日本一を誇っており、ホテルではジャムやドレッシングとして使用する他、さるなしジュースをベースとしたカクテルもバーラウンジで提供しています。
地産地消は一般的に、生産者様とコミュニケーションを取る事で生産物への愛着や安心感が生まれる、また、地元で消費することで輸送コストや温室効果ガスの排出量を抑えられるという二つのメリットがあると言われています。
しかし、さらに当社グループではこの二つ以外にもう一つ、お客様を介して、各地の名産品などを全国に広めていくこともできると考えています。「あの時あのホテルで出てきたあの果物がおいしかった」といった思い出を沢山お持ち帰りいただき語っていただくことで、その食材のブランドや価値を高め、いつか生産者の皆さまへの還元になればと思います。