ESG

Sustainable Story サステナブル・ストーリー

持続可能な社会に向け、当社グループの「今」をお届けします。

医師が伝える、女性特有の健康課題への向き合い方

当社グループのグランドハイメディック倶楽部 倶楽部ドクター、浜松町ハマサイトクリニック産婦人科専門医の吉形玲美先生が、様々な形で社会に向けて「女性特有の健康課題」に対するメッセージを発信しています。

吉形先生セミナー画像

例えば、2024年8月、男子校の正則学園高等学校(東京都)にて、株式会社宝島社主催による性教育の特別授業が行われました。女性が抱える悩みを、我慢せずもっと話せる世の中にするためには、男性からの理解が重要―。吉形先生は男子高校生の立場に置き換えて授業を行ったことで、生徒たちは「母親のイライラは更年期症状が原因かもしれないな」 「生理(月経)や生理前(PMS)ってこんなにつらいこともあるんだ」と女性の体について理解が深まる授業になりました。

また、2024年9月25日には、東京都主催の「女性従業員のキャリアアップ応援事業」で、男女ともに働きやすい環境を目指すため、女性の健康課題を深く理解し、女性も活躍できる職場環境づくりを目的とした男性管理職に向けた研修が行われました。オンラインで都内各企業から男性管理職・管理職候補者・リーダーなど総勢約20名の方々が参加されました。それぞれの悩みや会社内の問題を話し合い、吉形先生は「『生理(月経)や更年期症状のメカニズムやつらさには個人差もあること』などを講義し、男性はもちろん会社自体、そして世間が意識を持ってくれたら、男女ともに働きやすい環境になるのではないか」とお話されました。各企業の受講した管理職の方々が、女性への対応に変化が生まれることで、男女ともに働きやすい環境づくりを築くきっかけとなる、とても貴重な機会になりました。

吉形先生学会画像

さらに、2024年10月にオーストラリア・メルボルンで開催された国際閉経学会第19回世界会議のポスターセッションにて、エクオール産生能の優位性およびエクオール産生能検査の有用性の研究成果について発表を行いました。発表では、タイ、台湾などアジア各国や、イタリア、オーストラリアの医師たちがセッションに訪れエクオールの重要性を説明しました。エクオールという代謝産物自体を知らない医師がほとんどで、体内動態のこと、エストロゲンと似た構造をもっていること、男女ともにエクオールによる健康増進効果が期待されること、などを説明されました。

先生のご活躍の幅は広がるばかりです。先生のご活動や、当社グループのメディカル事業からの様々な発信を通じて、社会全体の健康課題の解決に貢献できれば、と考えています。

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