地域と共に、未来へつなぐ想い - 企業版ふるさと納税というカタチ
企業が地域社会に貢献する方法は様々ですが、近年注目されているのが「企業版ふるさと納税」という仕組みです。これは、会社が応援したい自治体を選んで寄付をすることで、その地域の活性化をサポートできる制度。税制上の優遇措置もあるため、企業にとっても、地域との新しい繋がり方を考えるきっかけになっています。
私たちリゾートトラストグループは、美しい自然に囲まれた場所や、歴史と文化が息づく土地に、多くの施設を運営しています。そこで、お客様に特別な時間を提供する中で、いつも感じるのは、その土地ならではの魅力と、そこに住む人々の温かさです。私たちの事業は、地域の力があってこそ成り立っている。だからこそ、地域社会の一員として、何か恩返しをしたいという気持ちが、私たちの中に強くあります。
「地域共創」という言葉を、私たちは大切にしています。それは、地域社会と共に発展していくという思いを込めた言葉です。SDGsが目指す持続可能な社会においても、地域との連携は欠かせない要素です。私たちリゾートトラストグループにとっても、地域社会との良好な関係を築き、共に成長していくことは、事業を続けていく上で、とても大切なことだと考えています。
その想いを形にするために、これまで私たちは企業版ふるさと納税を活用して、自社施設のある地域や、災害に見舞われた地域に対して、支援を行ってきました。
例えば、会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山」がある岐阜県高山市では、歴史的建造物や民俗文化の保存などを目的とした「飛騨民俗村再整備事業」に寄付金が活用されました。この事業は、飛騨民俗村エリアの観光地としての魅力を向上させるだけでなく、観光客の中心市街地への集中を分散させる役割を果たし、高山市全体が持続可能な観光地として発展する効果が期待されています。
また、「サンクチュアリコート琵琶湖」のある滋賀県高島市では、当社ホテル隣地の緑地整備に充てられ、誰もが琵琶湖の美しい景観を楽しめる環境が整えられました。琵琶湖は、地域にとって、そして日本にとっても、大切な宝物。地域に住む方の暮らしや文化を支え、誇りある景勝地として受け継がれてきました。その豊かな自然や景観を守り、次世代に受け継ぐ努力は、地域社会の持続可能な未来を支える基盤となります。
さらに、近年発生した令和6年能登半島地震においては、甚大な被害を受けた石川県に対し、微力ながら復旧・復興支援のための寄付を実施いたしました。一日も早い被災地の復興を、心より願っております。
私たちの事業は、地域の自然、文化、そして地域社会の活力があってこそ継続できます。これからも、企業版ふるさと納税を通じて、地域社会との連携を深め、共に持続可能な未来を築いていきたいと考えています。それぞれの地域への感謝の気持ちを胸に、私たちにできることを、これからも一つひとつ、地域の皆様とともに取り組んでいきます。